木材腐朽菌がいる培養土では「菌根」になり、
木材腐朽菌がいないと「根毛」になる。

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根毛が見られない。
  全て菌根になっている

 木材腐朽菌が菌根菌である
    世界で初めてに実証について


 上記のの写真は、日本再生循環緑化研究所 宇井 清太が発見した木材腐朽菌が、
 菌根菌であるという実証を示すものである。
 「イチゴ満作 Kiwame育苗培養土」は、製造時に100から150℃の高熱で無菌にしたうえで、
 宇井 清太発見の木材腐朽菌を添加ミックスした培養土である。
 したがって、木材腐朽菌以外の菌根菌に成り得る菌は生息していない。
 その培養土で、イチゴの根は、根毛を無くして「菌根」になったことは、
 木材腐朽菌が菌根菌の一つであることを証明した。

  菌根菌。
   これの文献を調べると必ず「外生菌根菌」「内生菌根菌」という仕分けになっている。
   VA菌根菌、エリコイド菌根菌・・・
   その植物への効果は・・・ほとんど同じ説明。
   それは・・・現在の科学の知見は、その程度で留まっているということでもある。
   その程度では、作物栽培現場では、使用しても効果が無いように思われてしまう。
   事実、目立った効果がない!
   なぜなら、畑には「肥料」を与えて肥沃な土壌にするからである。
   植物が菌根菌と共生しようと考えるのは、劣悪な土壌の場合である。
   又は、イチゴのような多年草植物の場合である。
   多年草は同じ場所で永年生き続けなければならない!
   必ず土壌に・・・多様な問題が生まれるからである。

   根毛の一年草作物の栽培に、菌根菌を与えて栽培してもほとんど意味はない。
   しかし・・・・
   イチゴのような多年草植物で、しかも劣悪な条件で生き続けてきた植物の場合、
   その培地は、もみ殻、オガクズ、杉皮繊維、ヤシ繊維、ピートモスなどの有機物培地では、
   木材腐朽菌が生息しない場合は、ただの「詰めもの」であるが、ここに木材腐朽菌が生息すると、
   まったく別な「培地」に変貌する。
   木材腐朽菌が、リグニン、セルロースを分解するから、詰め物に過ぎなかった培地が、
   地球地表の枯れ落ち葉のエネルギー生産工場に変貌する。
   ブドウ糖を作る炭素循環が構築された培地に変貌する!
   木材腐朽菌の菌糸がこのぶどう糖エネルギーを菌糸を使ってイチゴの根に供給する。


   これまでの「菌根菌」の共生関係に、
   枯れ落ち葉から作るブドウ糖、このエネルギーを菌糸が根に供給する・・・という知見が無かった。
   木材腐朽菌の最も重要な仕事が・・・・理解されてこなかった。解明されなかった!
   このことがあって、有機農法でも、EM農法でも、自然栽培でも・・・・・
   枯れ落ち葉が堆積した地表が「エネルギー工場」であることに触れていない。
   木材腐朽菌は見事に削除。
   ・・・・堆肥、ボカシ・・有機物窒素を与えて多くの微生物を増やして・・・作物が元気に育つレベル。
   その結果として光合成が多くなり・・・・増収につながる・・・。
   他の多くの微生物利用が・・・現代農業などに記述されているが・・・・
   植物がエネルギー不足に遭遇したとき、その微生物はどのように活動して・・・
   植物を助けるのか・・・ということの実証が無い。

   多年草植物は、必ず生きている何年かの間に、悪条件に遭遇する。
   地球は植物に優しい星ではない!
   むしろ・・・植物は・・・・この星で・・・必死に生き続けてきた。
   だから・・・リン酸が欲しいから・・・VA菌と共生してきた。
   ならば、光合成が減少したとき、エネルギーが不足したとき、どの菌と共生してきたのかということである。
   日本再生循環緑化研究所 宇井 清太は、ランの「無胚乳種子」の研究から「木材腐朽菌」であることを発見した。
   それまでの科学の知見は・・・ラン菌といえば「リゾクトニア菌」が定説であった。
   非常に知見の少ない乏しい研究が、いつの間にかラン菌は「リゾクトニア菌」と狭義の解釈になった。
   これは、ツツジ科植物の菌根菌にもいえることである。
   VA菌の共生関係の研究にも言えることである。
   地球の陸上に生息しているほとんどの植物は「枯れ落ち葉」の中に自生する。
   特に「多年草植物」は、必ず自身の新陳代謝によって「枯れ葉」を生む。
   これが植物の法則である。
   この枯れ落ち葉の炭素循環を担う菌が「木材腐朽菌」である。
   木材腐朽菌は約30万種以上あるといわれ、
   その中の一部の菌が、枯れ落ち葉を分解して低分子のブドウ糖を作り、
   これを植物の根に供給することが出来る。
   
   イチゴのエネルギー調達方法に。光合成以外に根によるエネルギー調達がある。
   kれを栽培に応用すれば、イチゴの世界は革命的に広がる!
   
   
「イチゴ満作 Kiwame1号」による育苗

   「イチゴ満作 Kiwame1号の木材腐朽菌に接触していたときは「菌根」になり、
   同じ根でも、先端が木材腐朽菌に接触しなくなると「根毛の根」になって伸びる。


 この画像の根の変化は、おそらく世界で初めてとらえたものかもしれない。
 自生地における枯れ落ち葉を探し、木材腐朽菌を探しているランナーの、
 子株の根は・・・その場所によって、「菌根」になったり、「根毛の根」になったり、
 場所によって変化している。

 この根の画像によって、
 日本再生循環緑化研究所 宇井 清太が発見した木材腐朽菌は、
 イチゴの根を「菌根」に変化させることが判明した。
 「菌根植物」でない一般の植物の根が、
 木材腐朽菌と遭遇接触することによって菌根化して、
 木材腐朽菌の菌糸からエネルギーを調達している・・・。
 逆に・・・その菌根が・・伸びている間に・・・木材腐朽菌が生息しない場所になると、
 普通の「根毛の根」になる!
    
 イチゴにとって、木材腐朽菌がいかに重要な意味を持つことの証明画像である。
 逆に、根毛の根が、木材腐朽菌と接触すると「菌根」に変化する。

   ## 菌根になっている部分には根毛は発生しなかった。〈老化して欠落したのではない)

   ## 黄色マークの幼根は・・・これから根毛が発生する状態。
世界初の 菌根から根毛の根に転換した画像。
「イチゴ満作 Kiwame極めたパック」を裏返しした状態。
不織布から根が伸びだしている。
全部「菌根」になっている!
「根毛」の根はない。この育苗時代から「菌根」になるから「自生地再現」である。
「イチゴ満作 Kiwame1号」には木材腐朽菌が生息している・・・。
地上部   ランナー子株
「イチゴ満作極めたパック育苗」でのランナー子株。
   2016年8月19日
木材腐朽菌が菌根菌である証明      ランナー子株の「菌根」  画像  
「イチゴ満作 Kiwame1号}で上の写真の株を植えたもの。

 なんか、趣味の山野草・・山堀りイチゴ植え・・みたいですが、
 上の写真の根の状態から考えると・・・・
 どうして水を吸ったのか理解に苦しむような水揚げ。

  これが「菌根」の吸水力である。
  この写真は「イチゴ満作 Kiwame1号」で植えて4日目。
  鉢内には、既に木材腐朽菌の菌糸ネットワークが構築されている。
  「菌糸の吸水力}。 根毛イチゴなら・・・助からない。
5年の古株イチゴの姿。
 根を見ると、ほとんど根がない!
 菌根になっいる根が僅か二本である。
 それでも・・・イチゴは生きている。
  
 これで・・毎年ランナーを出して・・・子株を作ってきた。
 畑栽培のイチゴの根毛の根とは・・全く異なる。


 栽培末期、イチゴの根が老化するのは・・・栽培が悪いからではない!
 木材腐朽菌が生きていない培養土の問題である。
 そういう培養土で肥料で作れば・・・当然「限界」が出る。
 イチゴは・・・しゅしを作れば…・将来のことで生きている。
 ランナーの全力投球。

 甘いイチゴを作るには「根毛」ではダメである。
 葉で作る澱粉には限りがあるからである。
 多年草植物は、果実にだけエネルギーを与えるわけには行かない。
 ここが一年草作物と大きな違いである。
 トマトのように「イジメテ」も糖度が高くならないのは、多年草だからである。
 
 葉で充分でないならば、炭酸ガス施肥でも大したことないならば・・・
 残る手段は、自生地のように木材腐朽菌と共生させて・・・
 エネルギーを調達する方法である。 
多年草 イチゴ
自生地のイチゴは「菌根」を備えて生き続ける。
イチゴはバラ科の多年草草本植物。
イチゴ栽培では、この多年草植物を「一年草」のように扱って栽培してきた(一季なりイチゴでは)
このイチゴの本質から・・・乖離して一年草のように栽培していることで、多くの問題が生まれる。
その一つが・・・栽培末期の「根の老化」の問題である。
根毛イチゴだから、この問題が起こる。「菌根」なら起こらない!
花が咲いて種子が出来るようになると、エネルギーを種子生産に回す。
新しく根毛を発生させないようになっている!
イチゴ栽培家から見れば困った問題だが、イチゴから見れば、「それがイチゴだ」ということになる。

バラ科の植物には日本にも多数自生している。
サクラ。
樹齢500年以上のエドヒガンザクラ、オオヤマザクラが、春の日本の天空の支配者である。
光合成の勝ち組になったバラ科植物。
そういう進化と異なった進化をしたのが、海岸等のエリアの一角を支配する「ハナナス」。
更に、森林の負け組植物であるが・・・
林縁などをエリアの地面を支配する野望を抱いたのが「イチゴ」である。
地べたに張って生きているが・・・野望を捨ててはいない・・・・
ランナーを蛇ののよう空き地に伸ばし、やがて、そのエリアをイチゴで覆い支配する。
他の植物が生きられないような場所でも生き続けることが出来る・・・ことで、
地表の一角を優占して支配する・・・進化をしたイチゴ。

そのためには、イチゴの作戦は・・・
秋から春にかけて・・・根を伸ばす「冬型雑草」であること。
クローバーと同じである。
夏型雑草が発芽しないうちに・・・そのエリアを場所取り作戦である。
それには、低温期に根を勢いよく伸ばしておいて・・・早春に勝ち組植物になる!
種子を実らせるまでは・・・この根でしのぐ。

この性質を利用してイチゴを一年草扱いにしているのが一季なりイチゴ栽培である。
人間は・・・上手いこと考える。
しかし、人間の考えることには・・・「盲点」がある!
イチゴはあくまでも同じ場所で生き続ける「多年草」であることを忘れていた!
草本多年草の根。
一年目の中ごろから、イチゴは次年度も生き続ける準備、段取りをする。
ランナーから生まれた株は、翌年の初夏に種子を作る・・少し前あたりから、
根を大きく変化させる。
新しい根を作り、伸ばすことを中止する。
根を伸ばすのに・・・温度が高くなるにしたがって光合成が少なくなるので・・・
大きなエネルギーを使うわけには行かない事態になるからである。
こういう場合に備えて・・・イチゴは木材腐朽菌と共生する「菌根化」を進めていた!
イチゴは、ラン科、ツツジ科植物のような「菌根植物」ではない。
種子からの発芽初期の段階では「根毛」を持った普通の植物である。
この植物が、木材腐朽菌と遭遇すると、根毛を捨て、菌根化した根に変える。
木材腐朽菌が生息しない培養土、水耕栽培では・・・いつまでも「根毛イチゴ」である。
問題は・・・ここである。
このいつまでも「根毛」であることに疑問を持たなかった現在のイチゴ栽培。
これが「糖度不足」「根の老化による品質低下」「夏負け」「連作障害」「病害多発」につながる。
つまり「根毛」では、二年目以降の多年生きることが出来ない。
このことが栽培終盤近くなって現れてくる・・・。
種子が実れば・・・イチゴは翌年を視野に入れて生きることになっている!
新しい根を伸ばさなくとも・・・ランナーを伸ばせる段取りである。
この時、菌根であれば、
木材腐朽菌の菌糸が「根毛」の変わりになって養水分を吸収してくれる。
更に、葉による光合成が減少するようになるから・・・菌糸はエネルギーを供給する。
こういうシステムをイチゴは、自身の知恵で構築している。
そのために、病気のリスクを冒してまで「離層」を無くして、枯れ葉を茎に着けている。
これが、エリアに満杯まで生息密度が達したとき、この自身の枯れ葉がエネルギー源になる。
だから木材腐朽菌を枯れ落ち葉をエサにして・・・手元に飼っているのである。

右写真は、同じ場所で多年にわたって生きていたイチゴの写真である。
ほとんど「根」はない状態。
それでもイチゴの葉は萎れない!
なぜ…萎れないのか????
僅かな根があれば・・・木材腐朽菌の菌糸が養水分、エネルギーを供給してくれるからである。
これが多年草の姿である。
こういうシステムは、草本の多年草植物に多く見ることが出来る。
イチゴのなかにも「ランナー」を出さない種があるが、こういうイチゴを栽培しようとすれば、
この根のないような株を「株分け」しての栽培になる。
趣味の山野草の世界になる。
栽培イチゴはランナーが出るから・・・・どうにか「作物」の昇進した。


現在のイチゴ栽培の「壁」。
「根毛」を持ったイチゴでは、育種でも、栽培技術でも、この壁を破ることはできない!
イチゴとは似て非なるイチゴだからである。
木材腐朽菌の生息していない培養土で、石垣イチゴ時代から栽培してきた。
イチゴの根については、現在の根が・・・当たり前になっている!
イチゴの根の問題をアチラにおいて、炭酸ガス施肥だ・・養液だ、高設だ・・・である。
焦点の当て方が違った方向である。
「盲点」。

多年草イチゴの根の本質が、写真のようなものであれば・・・・
イチゴの根を栽培初期から「菌根」にすればよいことになる。
それが「自生地再現イチゴ栽培」である。
これから「四季成りイチゴ」「夏イチゴ」「種子イチゴ」の時代が来る!
こういうイチゴを、現在のイチゴ栽培と同じように栽培すれば、必ず「根毛」の弊害が出る!
根毛では、日本の夏の高温を凌ぐことはできない。
根毛という脆弱な細胞で養水分を吸収できない事態が起こるからである。
木材腐朽菌の菌糸なら、強力な養水分の吸収力を持つ。
「カツオブシ」の土壌になるまで養水分を吸収して・・・イチゴに供給してくれる!
イチゴは、木材腐朽菌の菌糸の、この素晴らしい能力を知っていた。
カツオブシ製造の人たちも知っていた。
知らない人は・・・植物工場の人。
「根毛」があると・・・・イイね・・・イイ根・・・と喜ぶ。
水が・・・・何らかの事故で無くなれば・・・半日で・・・・オシャカ。
再度、水を入れても株が回復、根毛が新しく生えそろうまでに1週間はかかる!
自生地のイチゴは、2年後、3年後も生き続けることを考えて、今日を生きている。


これからのイチゴ栽培は「菌根イチゴ」である。
これなら、夏イチゴも、四季成りイチゴも、種子イチゴも・・・難なく作れる!
勿論、一季なりイチゴも・・・・。
ようやく、日本再生循環緑化研究所 宇井 清太の発明で、
自生地同じ「菌根イチゴ」を苗の時代から作れるようになった。  右 写真参照。
「イチゴ満作 Kiwame1号」で作った苗である。
見事に「根毛」が無くなっている!
だから、剛直な素晴らしい苗になる。
これを365日継続すればよい。
「イチゴ満作 Kiwame1号」は木材腐朽菌が生きている培養土である。
エネルギーを作り、エネルギーをイチゴに供給する培養土である。

木材腐朽菌が生きている培養土。
世界で初めて開発に成功した培養土である。
イチゴ革命。
菌根が、新しいイチゴ世界を拓いてゆく・・・・。



補足 イチゴは菌根性植物である
 イチゴ古株菌根の水分吸収力   画像
  
上写真の5年古株を植えた状態。
   僅か2本の菌根で、葉が萎びない!
   根毛では・・・こういうことは起こらない。
     根毛は単細胞で新陳代謝が激しく、植物は常に新しい細胞、根毛と交換して吸水作用を維持持続させている。
     この単細胞が生きられる条件の幅は非常に狭い。
     高温、乾燥、低温、多湿、酸欠、老廃物蓄積、塩類蓄積・・・病害菌。
     
   植物の3億数千万年の生存の歴史は、本当にこの弱く敏感な細胞に全てを依存して吸水してきたのか?
   そんなことではないだろう・・・。
根毛イチゴは自生地では生き続けることが出来ない!
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